慰謝料1000万円の請求は認められる?

不貞行為が明るみになってしまった結果、配偶者から離婚を求められ、なおかつ1000万円を超えるような高額の慰謝料を請求されることがあります。
ただ、そんな高額を支払わなければならないのでしょうか。

裁判例上、バラつきはありますが、おおむね100万円から300万円くらい、だいたい200万円前後の金額で合意に達することが多いです。
通常の離婚慰謝料の「最高額」はほぼ500万円程度で、それを超える金額が認められた公表判例は、5件にも満たないのが現実です。
1500万円の慰謝料が認められた裁判例(東京高判平成元年11月22日判時1330号48頁)が最高額ですが、これは極めて特殊なケースです。

このように、1000万円もの慰謝料を支払うことはまずないでしょう。
しかし、職業、収入・資産、生活水準などによっては、慰謝料が高くなる傾向にあります。

もし高額の慰謝料請求をされてしまった場合には、弁護士に相談するのが良いでしょう。

お困りの際には、グリーンリーフ法律事務所の離婚専門チームまでお問い合わせください。

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