「夏休みが終わったら、話し合おう」お盆明けに増える離婚の決断と、後悔しないための準備

こんにちは。弁護士法人グリーンリーフ法律事務所の弁護士 渡邉千晃です。

お盆や夏休みという一大行事を家族で乗り切ったあと、「もう限界かもしれない」「子供のためにと我慢してきたけれど」と離婚を意識し始める方が増えるのが8月後半です。本コラムでは、なぜこの時期に決断する方が多いのか、そして2学期が始まる前に後悔しないためにできる準備について、弁護士が解説します。

なぜ「夏休み明け」に離婚を決意する人が多いのか

なぜ「夏休み明け」に離婚を決意する人が多いのか

① 「子供のため」の我慢に区切りがつく

夏休みは子供と過ごす時間が長く、「せめて夏休みだけは家族として過ごさせたい」という思いから離婚の決断を先延ばしにしていた方が、休みの終わりとともに気持ちに区切りをつけるケースが多く見られます。

② 帰省で親族と顔を合わせ、現実を突きつけられる

お盆の帰省で双方の親族と顔を合わせる機会は、夫婦関係の歪さを改めて実感させる場になりがちです。「両親にも本当のことを話せた」、「もう取り繕えないと気づいた」という声も少なくありません。

③ 「2学期」という区切りが動き出すきっかけになる

新学期は、転校や引っ越し、生活リズムの変化など、家族にとって大きな節目です。この節目に合わせて動き出そうと考える方が多いのも、この時期の特徴といえます。

まだ何も決めていない段階でしておきたい3つの準備

まだ何も決めていない段階でしておきたい3つの準備

いざ離婚を切り出す前に、感情的な話し合いになる前の段階で準備を整えておくことが、その後の交渉を有利に進めるうえで重要です。

① 財産の「見える化」

通帳の残高、保険証券、不動産の登記事項証明書、年金の加入状況など、夫婦の財産に関する資料を整理し、コピーを取っておきましょう。相手に切り出した後では、資料を見せてもらえなくなったり、財産を動かされてしまったりするリスクがあります。

② 別居後の生活費シミュレーション

養育費や婚姻費用の相場、自分の収入だけで生活していけるかどうかを具体的な数字で確認しておくことが、決断の後押しにも、逆に立ち止まって考える材料にもなるかと思います。

③ 子供の学校・住まいのスケジュール確認

転校を伴う場合、手続きには一定の時間がかかります。2学期のどのタイミングで動くべきか、逆算して準備することが大切だといえます。

「切り出す」前に、弁護士に相談する意味

「切り出す」前に、弁護士に相談する意味

多くの方が「まず相手に話してから」と考えがちですが、実はその前に弁護士に相談しておくことには大きなメリットがあります。

有責性の有無で戦略が変わる

不貞やモラハラなど、どちらに離婚原因があるかによって、財産分与や慰謝料請求の交渉方針は大きく変わります。

証拠や財産が「動かされる」前に手を打てる

相手に切り出した途端、通帳を分けられたり、決定的な証拠を消されたりするケースは珍しくありません。切り出す前の相談には、こうしたリスクを防ぐ意味があります。

修復の可能性がある場合も、中立的な立場から整理できる

「本当に離婚すべきか」を含めて相談できるのも、早めに専門家へ相談する利点のひとつです。

2学期に向けたスケジュールの考え方

2学期に向けたスケジュールの考え方

新学期が始まる9月に向けて動く場合、逆算したスケジュール感を持つことが大切です。一般的に、話し合いによる協議離婚であれば合意書の作成まで数週間から数か月、調停に進む場合は解決まで半年から1年程度を見込むケースが多く、早めの相談がその後の見通しを大きく左右するかもしれません。

まとめ

まとめ

夏休みという大きな区切りを越えたいまだからこそ、心に浮かんだ「このままでいいのか」という思いを、次の一歩につなげてみませんか。まずは何も決めずに、現状の整理からで構いません。

「2学期が始まる前に、今後の見通しだけでも聞いておきたい」、「切り出す前に、準備しておくべきことを知りたい」という方は、ぜひ一度、当事務所へご相談ください。あなたとお子様にとって最善の選択ができるよう、丁寧にサポートいたします。

【無料相談実施中】まずは専門家にご相談を!

【無料相談実施中】まずは専門家にご相談を!

弊所では、離婚のご相談については、初回1時間まで無料相談を実施しております。

離婚問題でお困りの方は、ぜひ弊所の弁護士までご相談ください。

適切なアドバイスを受けることで、安心して問題を解決する道筋が見つかります。

ご相談

グリーンリーフ法律事務所は、設立以来35年の実績があり、18名の弁護士が所属する、埼玉県ではトップクラスの法律事務所です。
また、各分野について専門チームを設けており、専門チームの弁護士は、各担当分野について知識・経験とも豊富で、大きな強みを持っています。まずは、一度お気軽にご相談ください。

この記事を書いた弁護士:弁護士 渡邉千晃

離婚・不倫慰謝料

弁護士法人グリーンリーフ法律事務所所属、埼玉弁護士会所属の弁護士。令和4年登録後、離婚案件を中心にこれまで多数の相談を受け、親権争いや財産分与など、複雑な離婚問題を解決に導く。単なる法的解決にとどまらず、依頼者の精神的負担にも配慮した事件処理を身上とする。不貞の慰謝料請求事件も多数携わり、慰謝料請求訴訟を含む実務にも精通する。不動産チームにも所属し、財産分与における不動産の取扱いについても知見を有する。