早い段階で離婚が成立したケース
■紛争の内容
結婚・出産に伴う仕事や家庭のあり方に関する意見の相違から夫婦の溝が深まり、改善する様子がみられない状態が続いているので離婚をしたいというご相談でした。
配偶者は離婚する理由はないと主張しており、当事者間で話し合ってもこれ以上の進展は見込めないということでしたので、離婚交渉事件として受任いたしました。

■離婚協議の経過
受任の旨及び離婚条件を記載した書面を配偶者に送付したところ、程なくして配偶者にも代理人がつきました。
代理人の説得があったのか、すぐに離婚には応じる旨の返信がありましたので、離婚条件(主に養育費額)に関する交渉を継続することになりました。

■本事例の結末
離婚条件が折り合ったため、離婚及びその条件を定めた公正証書を作成し、その後、配偶者から離婚届を受け取り、離婚が成立しました。受任から離婚成立までは2カ月程度でした。

■本事例に学ぶこと
相手方が煮え切らない態度をとり続ける場合、交渉が長引くということが往々にしてあるのですが、離婚に関して双方の意向が大きく異ならない場合にはスピーディーな解決となる場合もあります。