■ 紛争の内容
 婚姻7年、子どもは1人というご夫婦の女性側から依頼を受けた離婚調停事件でした。
 別居期間は約1年でしたが、相手方・依頼者いずれも離婚を希望しており、また、子供の親権者についても双方ともに依頼者を親権者とすることに同意しており、争いは、特有財産に関する争いだけでした。

■ 交渉・調停・訴訟などの経過
 調停の席では、依頼者の財産取得経緯などをきちんと説明し、まずは調停委員に納得してもらうことを心がけました。
 そして、調停委員を通じて相手方に説明した結果、相手方も、依頼者の特有財産については認めることとなり、これを前提として財産分与が決まりました。

■ 本事例の結末
 最終的に、離婚、親権、財産分与のいずれについても、依頼者の要望通りの調停が成立することになりました。

■ 本事例に学ぶこと
 調停では、丁寧に説明をすることが求められます。
 調停委員はもちろん中立的な存在ですが、調停委員に納得してもらえなければ、相手方が納得するわけがありません。
 当事務所では、資料に基づく丁寧な調停対応を心掛けております。