◆紛争の内容
ご依頼者様は夫がいる女性と不倫関係にあったのですが、ある時、その関係が相手の女性の夫に発覚し、結果的に夫から500万円の慰謝料請求をされたという事案です。
当初はご依頼者様が夫と直接交渉を行っていましたが、解決は難しいと判断し、当事務所へご依頼をされました。

◆交渉・調停・訴訟などの経過
ご依頼をいただいた当日に夫に連絡を取り、具体的な要望事項を確認しました。
当初、夫は誠意を見せてほしい、別の者を向かわせてもいい等主張していましたが、本人は反省しており穏便な解決を望んでいること、金銭賠償が一般的であること等を説明したところ、それであれば慰謝料500万円を請求したいとの要望事項が明らかになりました。
その後、複数回にわたり、500万円という慰謝料額は相場と比較して高額であること、本人の支払能力にも限界があること、訴訟等の手続に移行することは互いにメリットがないこと等を説明し、慰謝料減額について交渉を継続しました。

◆本事例の結末
交渉の結果、慰謝料の金額を200万円以上減額することができました。

◆本事例に学ぶこと
不貞慰謝料請求に関して、当事者間のやり取りでは感情的となることが避けられず、強硬な要求につながることが多いのですが、弁護士を代理人とすることで法的な条件面の話合いに移行することが可能なケースがほとんどです。
慰謝料請求をされているが話合いがうまくいかない、相手方の態度が強硬で自ら話合いをすることができない、というような場合には是非弁護士にご相談ください。