不貞による慰謝料請求をしたケース

■紛争の内容
日本人の夫(A)と外国人の妻(B)の夫婦がいましたが、日本人の夫が他の外国人の女性(C)と不貞関係をもったために、BがCに対して慰謝料を求めた事案です。

■交渉・調停・訴訟などの経過
Cが不貞関係を否定したために、BがCに対して慰謝料の支払いを求める訴訟を起こしました。当事務所はBの代理人です。

■本事例の結末
訴訟では、AがBに協力してくれたこともあり、裁判所は、Cに対して200万円の支払いを命じる判決をしました。

■本事例に学ぶこと
法廷の証人尋問では、Bの母国語の通訳、Cの母国語の通訳の2人の通訳が必要で、一つの証言を2つの言語に通訳しながら進めて行ったため、通常より大幅に長い時間がかかりました。
今回の場合、Aが通訳の代わりをしてくれましたが、それでも、Bとの直接のコミュニケーション、外国語のメール、その他の(簡単な)文書の翻訳などで、ある程度の語学力は必要と感じました。