紛争の内容
依頼者は、相手方との性格や金銭感覚の不一致を理由に、相手方と離婚をしたいと考え、別の弁護士に依頼をしていました。しかしながら、半年以上交渉を続けても、条件面等で折り合いがつかず、最終的には交渉は決裂してしまいました。また、依頼者が依頼していた前弁護士は、数週間連絡が取れないこともあるなど、スムーズに意思疎通が図れないという問題がありました。
このような状況のなかで、依頼者は弁護士を変えて離婚を進めたいと考え、当事務所へ依頼されました。

交渉・調停・訴訟などの経過
依頼を受けた後、すみやかに離婚調停の申立てをおこないました。
第1回の調停の際は、相手方は離婚そのものについても消極的になっていましたが、調停期日内外で条件の提示や話し合いを繰り返しました。

本事例の結末
しだいに相手方の態度が軟化し、離婚を前提とした話し合いに応じてくれるようになりました。その後、条件面を詰めて、最終的に調停が成立しました。

本事例に学ぶこと
協議による離婚交渉よりも、調停委員という第三者が入る調停の方が、話し合いがスムーズにまとまることがあります。
また、弁護士となかなか連絡が取れない・動きが遅いという不満があるときには、思い切って弁護士を変えるということも考えてみるとよいのではないでしょうか。