ご依頼の内容
当事者間の話合いによりある程度離婚条件は具体的になってきたが、それをどのように協議書の形にすればよいか分からない、最終的には公正証書の作成を考えている、とのご相談でした。
離婚事件としては詰めの作業が残るだけの段階でしたので、離婚協議書作成サービスをご利用いただきました。
協議書作成等の経過
当事者間で行われた話合いの内容をもとに離婚協議書を作成しました。
それを相手方に確認してもらった上で公正証書作成の前準備に取り掛かりました。
公証人と面談の上、都度協議を重ね、作成された公正証書の原案を当事者に確認してもらい、公正証書作成日程の調整を行いました。
本事例の結末
作成当日は当事者が公証役場に出向き、その場で公正証書内容の読み聞かせを受けて、署名押印を行い、離婚給付公正証書が完成しました。
本事例に学ぶこと
離婚条件はまとまったがそれをどのように協議書の形にすればよいのかという疑問を持たれる方は多いかと思いますので、協議書作成サービスを利用されてもよいかと思います。
また、公正証書は離婚給付のうち金銭給付について執行力を得る(訴訟等を経ずに強制執行が可能)ことを主目的に行いますので、離婚給付として長期間の分割払いを受ける等の場合には公正証書の作成を検討すべきかと思います。