夫の代理・・・依頼を受けてから離婚成立まで約1年

妻 40代、主婦(フィリピン国籍)
夫 40代、会社員
子 2人(3歳、9歳)

妻はフィリピン人女性で、来日後に夫と結婚。2人の子供に恵まれました。ところが、妻は、ある日突然、夫と子供たちを残したまま蒸発し、行方不明になってしまいました。夫は、途方に暮れつつも、辛抱強く妻の帰りを待っていましたが、それから数年経っても妻は戻ってきませんでした。

離婚の決意を固めた夫から依頼を受け、外国人登録原票(日本人でいう住民票のようなものです)を調べてみたところ、妻は、日本国内にいる妻の姉の家にいることが判明したので、その妻の住所地で離婚調停を起こしました。しかし、妻は出頭せず、調停は不調に。

その後、離婚訴訟を提起して、ようやく妻は裁判所に出頭してきました。訴訟では、妻が自分から行方をくらましていたことやその期間が長期間に及んでいたことから、離婚を認める判決が言い渡されました。

■親権者 夫
■養育費 定めず
■財産分与 特になし