夫の代理・・・依頼を受けてから調停で離婚が成立するまで約3ヶ月

妻 40代前半、パートタイマー
夫 50代前半、会社員
子 2人(14歳、12歳)

(妻の言い分)
・夫婦としての会話に乏しく、いつもテレビを見ている。今後、いっしょに暮らしていくのは困難
性交渉を強いられている
・妻から、改善の希望を出しても回答がない

(夫の言い分)
離婚はしたくない
反省すべき点があれば反省する
・家庭をある程度犠牲にしていたかもしれないが、仕事でやむを得なかった
・精神的、肉体的にタフな仕事で、家庭でテレビを見るのはリフレッシュの一環である。性交渉を求めるのも癒しを求めているからである。

妻が家庭裁判所に調停を申し立て、双方に弁護士がついて、何回かの話合いの後、下記の条件で離婚が成立しました。

■ 親権者は、夫とし、夫が2人の子を監護養育する。
※ 通常は、妻が親権者になることが多いのですが、住居の関係、妻が今後正社員として働く関係、夫の住居の近くに親類がいる、夫が親権者になることを妻が了解したこと、などの事情から、夫が親権者となりました。
■ 養育費は、収入が多い夫が親権者となることから、妻から夫への支払いはしないこととする。
■ 財産分与 夫から妻へ合計400万円を支払うこととし、調停成立時に50万円、その後、年2回のボーナス月に50万円ずつ、分割して支払う。
■ 年金分割は1/2とする。