紛争の内容
依頼者(女性)は、A氏(男性)から会社内にてセクハラを受けそれを原因に会社を退職したため、A氏に対し慰謝料請求することにしました。しかしA氏からは、「双方同意の下であった」旨の反論があり、慰謝料の支払いについて拒否してきました。そこで依頼者は、当事者間の話し合いでは解決が難しいと考え、弁護士に依頼しました。

交渉・調停・訴訟などの経過
本件では同意があったか否かで主張が対立していましたが、その一方でA氏の依頼者への行為そのものはA氏も認めるところでした。そこで、そのような行為があった以上は、同意の有無にかかわらず、会社内の行いとして不適切である旨主張しました。

本事例の結末
弁護士から主張をした結果、A氏も解決金を支払うということで合意するに至りました。

本事例に学ぶこと
男女間のトラブルはお互いが感情的になり、当事者同士では中々話し合いが進まないことも多いです。そのため、今回の事案のように弁護士が入ることで解決に至るケースも多くあります。

弁護士 小野塚直毅